もしかしたら、乳が臭っているかもという方へ!気になるバストの体臭のセルフチェックと治療法

わきがの臭いは、身体のいたるところに発生する可能性があります。乳首の周りが臭う場合は、ちちがの可能性があるので、一度クリニックを受診した方がよいでしょう。
ここでは、ちちがのセルフチェックと治療法について解説していきます。
ちちがとは
ちちがとは、乳首の周りのわきがのことです。わきがの臭いは、汗腺の一つであるアポクリン腺から出る脂質やアンモニアなどを含む汗が、皮膚の常在菌に分解されることで発生します。
アポクリン腺は、脇だけではなく乳首の周りにも分布しているため、乳首の周りからわきがの臭いが発生することがあるのです。また、アポクリン腺は女性ホルモンと密接に関係しており、妊娠や出産を期に臭いが強くなることがあります。
アポクリン腺の数は個人差がある
アポクリン腺は誰にでもある汗腺ですが、数や大きさには個人差があります。わきがの人は、アポクリン腺の穴が大きい傾向、さらに数が多です。
また、アポクリン腺の数や大きさは生まれながらに決まっているものであるため、アポクリン腺の成長を止めることはできません。
ちちがのセルフチェック
ちちがは、デリケートな問題であり、気づいたら早めに治療を始めることが大切です。次のような所見がみられる場合は、ちちがの可能性があります。
・重度のわきがである
・下着に黄色いシミが付着する
・下着が汗で湿る
・湿った耳垢がある
・パートナーから臭いを指摘された
ちちがの治療法
ちちがの治療には、レーザー療法が最適です。レーザーでアポクリン腺を破壊することで、臭いの元を断つことを目的にしています。
使用される機器は、ビューホットなどです。
ビューホット
細い針から出るレーザーでアポクリン腺とエクリン腺を破壊して、臭いの元を断ちます。肌を冷却しながらレーザーを照射するため、やけどなどを防ぐことができるでしょう。
また、皮膚の深度に合わせて出力を調整できるので、肌への負担を最小限に抑えることができます。このように安全性に配慮していますが、治療効果は十分なものであり、1回の照射で治療が完了するため、通院の手間がかかりません。
また、施術後は多少の赤みや点状の膨らみが現れますが、日常生活に支障をきたさないというメリットがあります。
自分でできるちちが対策
ちちがだからといって、特別な対策が必要という訳ではありません。わきがと同じように対策することで、臭いを抑えることができるでしょう。
まず、乳首の周りに汗をかいたら、こまめに拭くようにしましょう。細菌が分解するアンモニアや脂質などの成分が皮膚に残らなければ、臭いを抑えることができます。
また、制汗剤を使うのも効果的です。制汗剤には、発汗を抑えるだけではなく殺菌効果も期待できるので、臭いを効率的に抑えることができます。
ただし、制汗剤を使用したあとはしっかり拭き取らなければ、汚れが毛穴に詰まって臭いが強くなるおそれがあるので注意しましょう。
おわりに
臭いの元となる成分を分解する雑菌は毛根部分で増殖してしまうため、乳首の周りを脱毛することで、ちちがによる臭いを抑えることができます。脱毛は自分でもできますが、カミソリや毛抜きで処理すると、肌が荒れたりちちがが悪化したりするので注意が必要です。
また、わきがやすそわきがの人は、ちちがも合併している可能性があります。ちちがによる臭いに悩むことでストレスが溜まると、ホルモンバランスが乱れてちちがが悪化する可能性があるので、早めにクリニックを受診しましょう。
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