肌への負担が少ないと注目を集めている最新レーザー機器！ピコレーザーの特徴やメリットは？ | 美ブログin千葉

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シミやソバカス、アザなどの治療には、医療レーザーの照射が有効とされています。しかし、レーザーはメラニン色素を破壊するとともに、周りの皮膚にまで熱による影響をもたらすため、火傷などが心配という方もおられることでしょう。

もちろん、火傷といってもあくまで治療によって起こる炎症出るため重症化することはなく、火傷が起きた場合でも抗炎症薬で対処可能です。とはいえ、できれば火傷を負わずにレーザー治療を受けたいですよね。

そこで開発されたのがピコレーザーです。ピコレーザーには、従来のレーザーにはないさまざまなメリットがあります。ここでは、ピコレーザーの特徴やメリットなどをご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

ピコレーザーとは

シミやソバカス、アザなどの除去治療には、これまでQスイッチレーザーが多くのケースで使用されてきました。このときに生じる肌トラブルは、外的刺激が肌の奥へと侵入するのを防ぐメラニン色素が肌に沈着することで起こります。レーザー治療では、熱エネルギーでメラニン色素を破壊することでシミやソバカス、アザなどを消せる可能性があるためです。

Qスイッチレーザーはナノ秒（10億分の1秒）という非常に短い時間の照射ができるレーザーですが、それでも熱による火傷や炎症後色素沈着などの問題があります。

そこで開発されたのが、ナノ秒よりもさらに短時間のピコ秒（1兆分の1秒）でレーザーを照射できる「ピコレーザー」です。レーザーをピコ秒で照射すると、熱作用がほとんど起こりません。それにもかかわらず、レーザーによる衝撃派でメラニン色素を破壊できる優れものです。

ピコレーザーの特徴

ピコレーザーは熱作用がほとんどないため、肌へ与える負担の軽減を実現しました。レーザーの波長が非常に短いため、ターゲットを絞ってダメージを与えることができます。そのため、周りの皮膚などの細胞へのダメージが抑えられており、気軽に受けられる治療法だといえるでしょう。

また、タトゥー除去においてもピコレーザーは優秀です。タトゥーをレーザーで消す場合、くり返し照射しなければなりません。照射すればするほどにレーザーによるタトゥー除去の効果が下がるため、薄く残ってしまうことがあるのです。

ピコレーザーは、非常に小さな粒子サイズに着色されたインクも破壊できるため、従来のレーザー除去で消しきることができなかったタトゥーに適用すれば、タトゥーをさらに薄くすることができます。

なお、レーザーによるタトゥー除去では、タトゥーを完全に消すことは困難です。ピコレーザーを使えば、Qスイッチレーザーなどによるタトゥー除去よりも薄くできる可能性があるということを覚えておきましょう。

また、従来のレーザーは黒にしか反応しないため、青や赤、黄などのタトゥーを消すことができませんでした。しかし、ピコレーザーは、赤や黄、青、紫、橙などさまざまな色のタトゥーに対応しています。

ピコレーザーのメリット

ピコレーザーの最大のメリットは、従来のレーザーと比べて少ない回数で治療が完了することです。従来のレーザーよりもメラニン色素に対する反応がよいため、1回の効果が比較的高くなっています。

レーザーの照射は、1回ごとに料金がかかります。そのため、照射回数が多ければ多いほどに総費用が高くなってしまいがちです。Qスイッチレーザーと比較すると、約半分の回数で同等の効果が期待できます。それだけ通院の手間や交通費もかからないので、患者への負担が軽い治療法といえるでしょう。

おわりに

従来のレーザーは、火傷や炎症後色素沈着などの問題があるため、受けることに抵抗があるという方もいるでしょう。ピコレーザーは、非常に短時間での照射によって副作用が起こりにくくなっているレーザーです。

多彩な色のタトゥーの除去にも対応しているので、レーザーによるタトゥー除去を諦めていた方も検討してみてください。

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