こどものわきが対策!レーザー治療の効果は?

わきがの人は、自分に自信を持てなくなったり、周りからにおいを指摘されることにトラウマを抱えたりすることがあります。それが幼いこどもであれば、なおさらですよね。
「えっ?こどももわきがになるの?」とお考えの方もおられるかもしれませんが、こどもでもわきがになります。そのため、早めに対策することが大切です。
ここでは、こどものわきが対策の方法とレーザー治療の効果について解説します。
こどもでもわきがになる?
わきがの平均発症年齢は男性が18歳、女性が16歳というデータがあります。平均ということは、18歳より上の年齢でも下の年齢でもわきがを発症する可能性があるということです。場合によっては、小学校低学年でわきがを発症することがあるので注意しましょう。
これは、食生活の欧米化にともない、こどもの成長が早まっていることが原因だと考えられています。
こどもがわきがを発症するかどうかは、親がわきがかどうかである程度決まります。両親ともにわきがの場合は、約80%の確率で遺伝し、片方の親だけでわきがの場合は約50%の確率で遺伝するといわれているのです。
わきがのメカニズム
汗を分泌する汗腺には、アポクリン腺とエクリン腺があり、このうち、わきがに深く関係しているものがアポクリン腺です。エクリン腺から分泌される汗のうち99%は水であるのに対し、アポクリン腺から分泌される汗にはタンパク質、アンモニア、鉄分など様々な物質が混ざっています。
それらの物質が皮脂と混ざり、それを皮膚の常在菌が分解することで、わきがの独特なにおいが発生するのです。また、エクリン線から分泌される汗が蒸発するときに、においを核酸させるといわれています。
一方、アポクリン腺は、わきがではない人にも存在する汗腺です。したがって、わきがの人とわきがではない人の違いは、アポクリン腺の分泌が亢進しているかどうかであり、わきがの人はアポクリン腺の数が多いため、それだけ多くの汗が分泌されます。
また、わきがの人は耳の中にもアポクリン腺があることが多く、それによって耳垢が湿っていたり、においを放っていたりすることがあります。自分のにおいを自覚することは難しいですが、耳垢を取ってにおいを嗅ぐことで、わきがであることに気付けるかもしれません。
こどものわきがの治療の必要性
日本人のわきがの比率は10~15%程度といわれており、わきがはそれほど一般的なものではありません。それにより、わきが=臭くて不快なものという偏見ができてしまい、こどものいじめに繋がることがあるのです。
わきがは、必ずしも自覚できるとは限りません。周りのこどもから臭いことを指摘されても、その意味がわからず、トラウマになってしまうことがあります。
だからといって、親がこどもにわきがのことを指摘しない方がよいでしょう。そうすると、こどもが自分が臭いことを認識するとともに、親の発言に対してもトラウマを抱えてしまう可能性があります。こどもの唯一の味方である親からも指摘を受ければ、逃げ場所がなくなり、精神的な苦痛がひどくなる恐れがあるのです。
まずは、こどもが自分のにおいに気づくまで見守りましょう。そして、こどもに気づかれないように、衣類に消臭スプレーをかけたり、消臭効果のある洗剤を使用したりするなど対策するなど、最初の段階では臭いよりも心のケアを大切にしてあげてくださいね。
わきがのレーザー治療
わきがの治療法に、メスを使用したものや電気針を使用したものがありますが、これらは麻酔が必要であったり、施術時に痛みを強い痛みをともなったりするため、こどものわきがの治療には適していないかもしれません。
こどものわきがには、レーザー治療がおすすめです。アポクリン腺とエクリン腺をレーザーで破壊することで、わきがの半永久的な改善が期待できます。
照射時の痛みが少ないレーザー機器もあるので、こどもでも受けやすいというメリットがあるのです。
おわりに
こどものわきがは、いじめに繋がる可能性があります。
いじめられないように、こどもに自分のにおいを自覚させようとすると、かえって精神的に追い詰めてしまうことになるかもしれません。自分でわきがのにおいに気付くまで、消臭スプレーや消臭効果がある洗剤を使って、さりげなくにおい対策をしましょう。
そして、早めにクリニックで治療を受けさせてあげてくださいね。
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